ヴィッラ・デステを席巻: アニエッリの166 MM

ヴィッラ・デステを席巻: アニエッリの166 MM

GT & スポーツカー

総額1,850万ユーロを記録:Villa Erba auction

5月26日、イタリア・マラネッロ発 

コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ 2015 にて、1台のフェラーリがショーを席巻しました。注目の的となったのは、ジャンニ・アニエッリ氏が初代オーナーとなり、非常に稀有なヒストリーを有する1950年製の166 MM です。

この車輌は、1950年7月にアニエッリ氏に納車され、2年後にベルギーのガリ・ダンデクール子爵の手に渡りました。その後ガラージュ・フランコルシャンに渡り、ボディ・カラーをブルーに変更してレース・カーとしてのキャリアをスタートさせます。ル・マンの英雄、オリビエ・ジャンドビアンがステアリングを握り、166 MMは、クップ・デュ・スパ-フランコルシャンとスパ・グランプリで勝利しました。1957年には、アルマンとジャンのブラトン兄弟がオーナーとなり、ジャン・ブラトン(愛称「べウリース」)のドライブでベルギーとデンマークのレースで勝利しています。

 

ショー。 この車輌は、ベルギーの元F1ドライバー、ジャック・スワーター氏によって長年にわたって所有され、その間に復活開催されたミッレ・ミリアをはじめ、過去の偉大なレースに参戦する一方、初めてクラッシック・カーのエキシビションにも参加しています。

また、この166 MMは、1994年に米国・ニューヨーク近代美術館(MoMA)およびドイツ・ベルリンの旧国立美術館に展示され、イタリアン・カーデザインの優秀さを世界に示しました。

英国のクライブ・ビーチャム氏がオーナーになった2012年には、フェラーリ・クラシケ部門でオリジナル状態に完全レストアされて認定書を取得しています。

ヴィッラ・エルバ・オークション。 ヴィッラ・デステでのショーと同じ週に、ヴィッラ・エルバではRMおよびサザビーズのオークションが開催され、数台のフェラーリがトータル1,850万ユーロで取引されました。

最高額 672万ユーロのセールス・プライスを記録し、オーナー・チェンジした車輌は、最初にシチリア島(タルガ・フローリオ)で、後にはスイスで開催されたレースでも勝利した1952年製 212 Export Barchetta でした。

その他、今回のオークションで特に印象的だったのは、1963年製250 GT/L Berlinetta Lusso (200万ユーロ)、そして1960年製 250 GT Cabriolet Series II (150万ユーロ)でした。近年のフェラーリ・モデルも1985年製 GTO (288 GTO)が200万ユーロに届く価格で、また 2002年製 Enzo が 26万ユーロと、それぞれ素晴らしいプライスで取引されました。