フェラーリはすべてが傑作

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偉大な芸術家、マラネッロ訪問:Bertrand Lavier

「偉大なものには、1つの共通点があります:頂点に到達し、そこに滞在し続ける能力、バランス、そして決して衰えないことです。生涯を通じて、並外れた音楽を作曲し、決して凡庸さに傾斜することのなかったモーツァルトの場合がそうでした。ファン・ゴッホも同様に、次から次へと傑作を描き続けました。彼の作品は、いずれも傑作ばかりでした。フェラーリもまた、同じです:そのモデルの1つ1つが珠玉の芸術作品なのです」

フェラーリ・スタイルセンターのディレクター、フラヴィオ・マンツォーニからファクトリーに招待された現代アートにおける世界屈指のアーティスト、ベルトン・ラヴィエ氏の言葉です。66歳になるフランスの彫刻家の作品スタイルは、2005年のパリ・エキシビションで発表した Ferrari Dino 308 GT4 のように、主にカメラや自動車といった既成品を素材とし、アートに変換させてしまうというものです。ラヴィエ氏がマラネッロを訪れるのは今回が初めてではありません。「2004年にジャン・トッド氏から招待されたのが最初です。この場所に足を踏み入れると、感情が刺激されます。なぜなら、構造を含めて、偉大な建築家によって作られた建物そのものと、その中で製造されるプロダクト。この双方が魅力に溢れている場所なのです」

 

ラヴィエ氏は、フェラーリのデザインスタッフとの歓談の間、彼自身の創作活動の道のり、特に1983年に発表した Alfa GTV から、直近の Ferrari Dino 308 GT4 まで、自動車を題材とした作品について話してくれました。またラヴィエ氏は、フェラーリに関係するもの、そうでないものに関わらず、技術革新における「伝統」の重要性を明らかにしました。「クラシック・アートと現代アートとは、細い糸で結ばれています。カラヴァッジオからウォーホルまで繋がっています。彼らの創作の表現方法は非常に異なっていますが、活動に入る前には、いつも同じ質問を自分たちに問いかけています。これはフェラーリにも当てはまります。私は 、FXX K のウインドウを眺めていた時に、頭の中では1960年代の GTO を思い出していたのです。このような時、『全ては繋がっている』と、自分自身に語りかけています。また、発表当初はあまり評価されなかったフェラーリがいくつか存在します。しかし時間の経過とともに、その美しさは理解されて行きました。時間と距離によって、物の価値は正しく評価されて行くのです。多くのアーティストにとっても同じことが言えると思いませんか?」