Ferrari 360 GT - 2002

概要

360 GT

2002年

2000年、360モデナ・チャレンジが発表されて、フェラーリ・チャレンジシリーズのレベルは飛躍的に高まります。

F50と360モデナは、量産ロードカーとフェラーリのルーツであるレースとを一層近づけるのに重要な役割を果たしたモデルでした。360モデナは妥協のないエンジニアリングの結晶であり、とりわけ空力面ではこれまでのシリーズ生産車に見られなかった高いレベルを実現していました。

360は先代モデルであるF355より軽量で、最高速も高く、ハンドリングもシャープでしたので、チャレンジバージョンの開発は始めからきわめて前途有望でした。

続き
Ferrari 360 GT - 2002
Ferrari 360 GT - 2002

果たして360モデナが発表になると、フェラーリのもとには国際格式の選手権に出場できる、ファクトリーが準備したモデルを求めるリクエストが多数寄せられました。ファクトリーのバックアップを受けたJMBレーシングチームの360はポルシェを下して、2001 年のFIA N-GTクラスのチームタイトルとドライバーズタイトルを獲得したのです。

この好成績に力を得たフェラーリは、翌2002年のFIA N-GTクラスとA.C.O.(フランスの西部自動車クラブ)選手権に参戦するプライベートドライバー用に、チャレンジをベースとしたレース専用モデル、360 GTを製作することを決めます。向こう3年にわたる生産台数は30台前後と決まり、工場渡し価格(税抜き、納車料抜き)はFIA版が38万2000ユーロ、ACO版が40万2000ユーロでした。ふたつのバージョンの違いはもっぱら空力パッケージにあり、FIA用車両にはF1式のシフトが備わりました。

高精細「360 GT」の厳選ベスト・ショット。フォトギャラリーでは、この2002年型フェラーリ・モデルの細部および最も重要部分とともに車輌の際立つ特徴をお愉しみいただけます。

主要諸元

V8 エンジン

タイプ ミドシップ縦置き・90度V型8気筒
ボア・ストローク 85 x 79 mm
1気筒あたり排気量 448.29 cc
総排気量 3586cc
圧縮比 11:1
最高出力 316 kW (430 hp) at 8500 rpm
リッターあたり出力 120 hp/ℓ
最大トルク 377 Nm (38.5 kgm) at 5000 rpm
バルブ作動システム DOHC1気筒あたり5バルブ
燃料供給 ボッシュ電子制御式インジェクション
点火装置 ボッシュ1気筒あたり1プラグ
潤滑システム ドライサンプ
クラッチ シングルプレート
フレーム アルミスペースフレーム
サスペンション 前 独立懸架、ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、筒型ショックアブソーバー、アンチロールバー
サスペンション 後 独立懸架、ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、筒型ショックアブソーバー、アンチロールバー
ブレーキ ディスク
トランスミッション F1 前進6段+後進1段
ステアリング ラック&ピニオン
タンク容量 100ℓ
タイヤサイズ 前 265/645 x 18
タイヤサイズ 後 305/680 x 18
タイプ 2座クーペ
全長 4557 mm
全幅 1985 mm
全高 1185 mm
ホイールベース 2600 mm
トレッド 前 1728 mm
トレッド 後 1643 mm
車重 1100 kg(乾燥重量)
最高速度 -
0-100 km/h -
0-400 m -
0-1000 m -