これは、特徴的なレッドのボディをホワイトとブルーのストライプで飾った 250 Testa Rossa(1957 年)です。250 Testa Rossa は、改良を重ねてスポーツカー世界選手権で 10 回の優勝を飾ってライバルを圧倒した伝説のフェラーリ・モデルです。
フェラーリがこれまで製造した最も美しく技術的に素晴しいフェラーリのひとつである 500 TRC Spider(1957 年)は、セルジオ・スカリエッティによって製作されました。フェラーリは、スポーツカーレースで優勝するためのマシンとして 19 台の TRC を世界中のクライアントに販売しました。
視線をとらえて放さないシルバーの 250 Testa Rossa Spider Scaglietti(1957 年)は、レッドのストライプとレッドのインテリアが最大の特徴です。国際レースを制覇して伝説的なモデルとなりました。
ホワイトのボディとブルーのストライプを備えたこの 250 Testa Rossa は、同じカラーの組み合わせのヨットから着想を得ました。1958 年のセブリング 12 時間レースやル・マン 24 時間レースなど多数のレースに出場したエド・ヒューガスが駆った有名なレーシングカーです。
この 250 California Scaglietti spider LWB(1957 年)は、名前が伝えるように、コンバーチブルとオープンエアの走行が与えてくれる自由と楽しさを愛する米国向けに製造されました。この息をのむほどエレガントなフェラーリの生産台数はわずか 50 台です。このモデルは、米国を象徴するネイビーのエクステリア、シルバーのハードトップ、そしてレッドのレザーインテリアで仕立てられた特に魅力的な 1 台です。
アイコニックな 250 GT Berlinetta(1958 年)は、10 日間のツール・ド・フランス・オートモービルレースに出場した後は「ツール・ド・フランス」としても知られています。このモデルは、アイボリーのストライプと、レッドアクセントを備えたコニャックのインテリアが特徴的です。
1959 年にマリリン・モンローが伝説の映画「お熱いのがお好き」でセンセーションを巻き起こしていたとき、フェラーリは伝説の 250 GT Coupé Pinin Farina を発売しました。真紅のカラーリングが特に美しく、ピニンファリーナによるエレガントなコーチワークを備え、ロッソ・ボルドーのエクステリア、グリージオ・コンキリアのルーフ、そしてネロのビニールとレザーのインテリアによる洗練されたカラーの組み合わせで仕上げられています。さらに、ボンネットのエアインテークが威厳のある車にスポーツ性を加えます。
バーガンディ・カラーのセンターストライプを配したアイボリーの 250 GT Berlinetta SWB(1960 年)。ツール・ド・フランスをはじめとした主要 GT レースに出場するために製造されたこのモデルは、1959 年から 1962 年の間に 4 連勝を飾っています。
スターリング・モスは、伝説的なカラーリングを纏った 250 GT Berlinetta SWB を駆り、1961 年ツーリスト・トロフィーなど 3 回の優勝を飾りました。ボディのブルーカラーに横方向に配した大胆なレーシングストライプとドアのクラシックなゼッケンサークルのホワイトが目に鮮やかです。
250 GT Berlinetta SWB Competizione “SEFAC Hot Rod” は、シルバーのボディにブルーのレーシングストライプというカラーリングでした。SEFAC(Società Esercizio Fabbriche Automobile e Corse)Hot Rod は、当時最も先進的なフェラーリのコンペティション・クーペでした。