290 SはDOHCエンジンを搭載したフェラーリ初のスポーツレーシングカーでした。ヴィットリオ・ヤーノ率いる開発チームは、ランチアから引き継いだばかりのF1 V8に込められた技術的な特徴を再現したのです。290 MMの頑丈なチューブラーシャシーは、無改造でこのエンジンを搭載することができました。一方、スカリエッティが製作したバルケッタボディにはFIAの新レギュレーションが折り込み済み。しかし290 Sの現役生活は長くは続かず、数レースを走っただけで、315Sへと移行したのです。

| タイプ | フロント縦置き・60度V型12気筒 |
| ボア・ストローク | 73 x 69.5 mm |
| 1気筒あたり排気量 | 290.88 cc |
| 総排気量 | 3490cc |
| 圧縮比 | 9 : 1 |
| 最高出力 | 243 kW (330 hp) at 8000 rpm |
| リッターあたり出力 | 95 hp/ℓ |
| 最大トルク | - |
| バルブ作動システム | DOHC1気筒あたり2バルブ |
| 燃料供給 | ウェバー42 DCNキャブレター(×6) |
| 点火装置 | ツインスパーク |
| 潤滑システム | ドライサンプ |
| クラッチ | マルチプレート |
| フレーム | スチール製チューブラーフレーム |
| サスペンション 前 | 独立懸架、ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、油圧ショックアブソーバー |
| サスペンション 後 | ド・ディオンアクセル、リーフスプリング、油圧ショックアブソーバー |
| ブレーキ | ドラム |
| トランスミッション | 前進4段+後進1段 |
| ステアリング | ウォーム&セクター |
| タンク容量 | - |
| タイヤサイズ 前 | 6.00 x 16 |
| タイヤサイズ 後 | 7.00 x 16 |
| タイプ | 2座スパイダー |
| 全長 | - |
| 全幅 | - |
| 全高 | - |
| ホイールベース | 2350 mm |
| トレッド 前 | 1296 mm |
| トレッド 後 | 1310 mm |
| 車重 | - |
| 最高速度 | - |
| 0-100 km/h | - |
| 0-400 m | - |
| 0-1000 m | - |