315 S直系の後継車である335 Sは、忌まわしい記憶がまつわる1957年のミッレミリアでデビューしました。体調を崩したルイジ・ムッソに代わり、スタート直前にアルフォンソ・デ・ポルターゴが搭乗することが決まります。グイディゾットに差しかかったころ、3位を走行中のデ・ポルターゴに悲劇が襲います。デ・ポルターゴとコドライバー、さらには観客14名が死亡するというアクシデントが起こったのです。この事故を契機に反対論が火を噴き、イタリアでの高速公道レースは幕を閉じます。335 Sはルマンにも出場し、120 mphを超える平均スピードを出し、最速ラップを記録しました。ベネズエラ1000 kmでは1-2フィニッシュを飾り、フェラーリにマニュファクチャラーズタイトルをもたらしました。

| タイプ | フロント縦置き・60度V型12気筒 |
| ボア・ストローク | 77 x 72 mm |
| 1気筒あたり排気量 | 335.27 cc |
| 総排気量 | 4023cc |
| 圧縮比 | 9.2 : 1 |
| 最高出力 | 287 kW (390 hp) at 7400 rpm |
| リッターあたり出力 | 97 hp/ℓ |
| 最大トルク | - |
| バルブ作動システム | DOHC1気筒あたり2バルブ |
| 燃料供給 | ウェバー44 DCNキャブレター(×6) |
| 点火装置 | ツインスパーク |
| 潤滑システム | ドライサンプ |
| クラッチ | マルチプレート |
| フレーム | スチール製チューブラーフレーム |
| サスペンション 前 | 独立懸架、ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、油圧ショックアブソーバー |
| サスペンション 後 | ド・ディオンアクセル、リーフスプリング、油圧ショックアブソーバー |
| ブレーキ | ドラム |
| トランスミッション | 前進4段+後進1段 |
| ステアリング | ウォーム&セクター |
| タンク容量 | - |
| タイヤサイズ 前 | 6.00 x 16 |
| タイヤサイズ 後 | 7.00 x 16 |
| タイプ | 2座スパイダー |
| 全長 | - |
| 全幅 | - |
| 全高 | - |
| ホイールベース | 2350 mm |
| トレッド 前 | 1296 mm |
| トレッド 後 | 1310 mm |
| 車重 | 880 kg(乾燥重量) |
| 最高速度 | 300 km/h |
| 0-100 km/h | - |
| 0-400 m | - |
| 0-1000 m | - |