マセラーティの2リッター4気筒に対抗するため、フェラーリはまったく新しいエンジンを必要としていました。こうして生まれましたのがモンディアルから派生した2200ccで、かつてマセラーティのエンジニアだったマッシミーノが、信頼性が厚くてパワフルなエンジンへと熟成させたものです。新しいエンジンのヘッドは塗装が施されており、ここからテスタロッサの名前が生まれました。ボディはスカリエッティが担当。よりシャープなスタイルのセカンドバージョンも存在し、やはりスカリエッティのボディをまといます。こちらは既存のカスタマー向けとされました。ファクトリーカーとしてレースに出たことはありませんが、500 TRCは秀逸なハンドリングと信頼性を発揮して幾多の勝利を挙げました。

高精細「500 TRC」の厳選ベスト・ショット。フォトギャラリーでは、この1957年型フェラーリ・モデルの細部および最も重要部分とともに車輌の際立つ特徴をお愉しみいただけます。
| タイプ | フロント縦置き・直列4気筒 |
| ボア・ストローク | 90 x 78 mm |
| 1気筒あたり排気量 | 496.21 cc |
| 総排気量 | 1984cc |
| 圧縮比 | 8.5 : 1 |
| 最高出力 | 132 kW (180 hp) at 7000 rpm |
| リッターあたり出力 | 91 hp/ℓ |
| 最大トルク | - |
| バルブ作動システム | DOHC1気筒あたり2バルブ |
| 燃料供給 | ウェバー(ツイン) 50 DCOキャブレター |
| 点火装置 | ツインスパーク |
| 潤滑システム | ドライサンプ |
| クラッチ | ツインプレート |
| フレーム | スチール製チューブラーフレーム |
| サスペンション 前 | 独立懸架、ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、油圧ショックアブソーバー、アンチロールバー |
| サスペンション 後 | ライブアクセル、コイルスプリング、油圧ショックアブソーバー |
| ブレーキ | ドラム |
| トランスミッション | 前進4段+後進1段 |
| ステアリング | ウォーム&セクター |
| タンク容量 | 120ℓ |
| タイヤサイズ 前 | 5.50 x 16 |
| タイヤサイズ 後 | 6.00 x 16 |
| タイプ | 2座スパイダー |
| 全長 | - |
| 全幅 | - |
| 全高 | - |
| ホイールベース | 2250 mm |
| トレッド 前 | 1308 mm |
| トレッド 後 | 1250 mm |
| 車重 | 680 kg(乾燥重量) |
| 最高速度 | 245 km/h |
| 0-100 km/h | - |
| 0-400 m | - |
| 0-1000 m | - |